同人活動から世間話まで
二体目の魔神も倒し、翌日勇武たちは鈴音たちに報告した。
魔神を倒した事と――新しい仲間が増えた事を。
ひとしきり報告が終わると全員に部長から拳骨を貰った。

『あんたたちだけで魔神に挑もうとしない事!!――もしもの事があったら・・・』

不安と悲しみを帯びた目。
本気で勇武たちを心配している――
全員『ごめんなさい』と頭を垂れながら部長たちに謝った。
それを見て部長は分かればよろしい、と言った面持ちで椅子に座る。
そして快く葵を迎え入れた――

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「ふぁ・・・」

大きく伸びをしながら欠伸する。
昨夜は結局10時ぐらいには家に帰っていた。
というのもバラムに引き込まれたあの世界での戦闘は現実世界ではものの数分しかなかったのだ。
まあそのあと鈴音を起こしたりで帰路に着いたのが10時前てことである。

「ふぁ・・・・」

また大きく欠伸する。
少し寝不足だ。
というのも魔神を倒した興奮からかなかなか寝付けなかったのだ。
『やっと一体倒した』
ただそれだけなのに――

「――でも大きいよな」

独りごちる勇武。
清潔に保たれている病棟。
医師と看護師が忙しなく歩き回っている。
ここは勇武達が住む坂月市にある病院。
その中を勇武がある病室に向かって歩いていた。
そしてある病室の前で立ち止まる。

「・・・・・・・・」

コンコンを控えめにドアをノックし病室の中からの返事を待つ。

「春木君?入っていいわよ」

「はい――失礼します」

勇武は静かに扉を開き病室へと入っていった。
中には歴史学部の面々と――ベッドに横たわる千歳が居た。

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「でりゃぁあぁああぁぁ!!!!」

ザン!!

「グゲェェエェ!!!」

路地裏。
断末魔とドシャァという音を上げながら崩れ落ちる異形の生物――『悪魔』
二、三度ビクンと体が跳ね上がったがやがて身体の先から灰となり風に流される。
辺りに静寂が訪れた。
ヒュッ、と剣を振り下ろし剣に付いた『悪魔』の血を振り払う。

今の時刻は午後10時を回ったぐらいだ。
思ったよりも時間が掛かった。
だがこれも部の仕事なのだから仕方ない。
それにもっと――
「ん・・・・・・」

勇武が目を開くと眩しい光が目に付く。

「ここは・・・・?」

どうやら校舎内みたいだが――

「お、目が覚めたみたいだな」

視界に一人の男子生徒が入ってくる。
髪は赤茶色でオールバックみたいな感じの髪型だ。

「おーい部長ー、春木が目ぇ覚ましたぞー」

「本当ー?すぐ行くー」

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